kikuno-room

最後の仕上げは微妙な濃淡と、
人物の影などを調整・・・
小さなサイズの絵ではこの作業はありません。

そして額装して完成です！
オーストラリアやイギリスでは、
白塗りや白木が好まれるのですが、
日本や南欧ではシックな色合いが人気です。

以上8つの制作過程でした。
どんな風に描いているのか、
みなさんにイメージしてもらえたら光栄です。

こちらのイラストはあさぎり病院の、
院内展示として10月16日から公開されます！
お近くにお住まいのかたは覗きにきてくださいね。

色を塗り終えたところで線画です。
私の描き方の1番の特徴は、
線を1番最後に描くという点だと思います。

ちなみに線を黒で描くことはまれで、
絵の雰囲気にあわせて茶色～こげ茶～紺色と、
選んで変えています。
この絵ではこげ茶色にしています。

線画を描いたところで下絵の線を消して、
じっくり最後の調整作業に入ります。

どんな作品でも1番最後に塗るのが、
女の子が着ている服です。
周囲の色とのバランスを見て、
かつメッセージをこめた色を選びます。

今回の3人の女の子の服は、
イメージしているものがあるので、
水色・緑・黄色・・・という珍しい組み合わせ。

普段ですと地面や空を描くのですが、
この絵は「水の中から飛び出した本」という、
パーツを強調したいので我慢。

色付けがだいたい終わったところで、
ようやく線を描いていきます！